2021/04/20 01:42
皆様どうも初めまして。
SAINT MARIAデザイナーのJUNIと申します。
ECサイトをご覧いただき、誠にありがとうございます。
普段ブランドの経緯等についてはあまり公表していないので、
こちらのBLOGでは今後、ブランド立ち上げの秘話、
先ずはブランドについて。
自身はロンドンのセントラル・セントマーチンズを卒業後、
東京に拠点を移し、2019AWコレクションよりデザイナーとし
"SAINT MARIA"はブランドとして息をし始めました。
西洋のカトリックネームとして知られる"マリア"という名前は、
母国 日本でも一般的な固有名詞です。
日本と西洋の比較を軸に、
"セント・マリア"と名付けました。
というのも、
少し話は逸れますが、
今から約5年ほど前のお話。
イギリス留学の最中、ベルギーのアントワープに3ヶ月間住み込みで制作していた時期がありました。
マルタン・マルジェラ、ラフ・シモンズ、80年代後半にはアントワープ王立芸術アカデミー出身のアントワープ・シックスが世間で注目され、
(最近ではVETEMENTS、BALENCIAGAのクリエイティブ・ディレクターを務めたデムナ・ヴァザリアも同学院の出身ですね。)
当時 学生だった自分にとって、
ANN DEMEULEMEESTER、MARTIN MARGIELA、RAF SIMONS etc...
"これぞデザイナーの名前だ。"
なんて、名前の響きだけで憧れていた時期がありました。
ところが、月日は流れアントワープでの生活中、
現地ベルギーの友人が放った一言に衝撃を受けた記憶があります。
「アン・ドゥムルメステール、ラフ・シモンズなんて、
日本人(外国人)の自分にとってあれだけカッコいいと思っていたブランド名は、
逆を言えば、"タロウ・ヤマダ"なんてブランド名が、
海を越えた瞬間、
※全国の山田太郎さん大変申し訳ございません。
ブランド名や商品名、その他名称から受ける印象は、
そんな経験から、作品を鑑賞者に自由に解釈してほしいという願いを込め、
日本人、西洋人が異なる解釈を持つ"マリア"という名前を付けました。
今後もプロダクトアウトの側面は保ちつつ、よりウェアラブルなデザインも展開していく予定ではありますが、
誰が着る、どう着る、どんな時に着る、
僕はルールなんて決めません。
そしてSAINT MARIAのサブタイトル、
"Street Couture For A Muse"
その瞬間想い描いたミューズ(自身にとって聖母マリアのような存
といった意味で、シーズンレスでこの表題が付いています。
また、ブランド名の読み方に関しても
皆さんに自由に読(呼)んでほしいと思っています。
名称は、
あとはマーケティング的な側面として、
頭文字がSA、アルファベット順S群の上に来る
SAINT・MARIA各5文字、
性的なサブリミナル
省略名称、母校との紐付け
…他にも数多のメッセージは込められているの
長くなるので割愛させていただきます。
ブランド名については、
当ブランドは立ち上げからまだ日が浅く
これからより一層精進して参る所存でありますが、
最後に一言だけ。
ブランドは、デザイナー1人の手によって創られていくモノではありま
制作に関わってくれるスタッフ、
撮影に携わってくれるクリエイター、
洋服を購入していただいたお客様、
展示会にお越しいただいた関係者各位、
SNSをチェックしていただいている方々、
多くの人々の関わりによって、一歩ずつ成長していくモノです。
皆さんがSAINT MARIAのクルーであり、
SAINT MARIAの翻訳家です。
ブランドとして今後より一層、クリエーション、
長くなりましたが、今回はこの辺で。
また別の記事では、
ここまで読んでいただき、誠にありがとうございました。
今後ともSAINT MARIAを宜しくお願い致します。
ではまた。
JUNI